無理なく読書の習慣ができる方法とは? 体験談から継続できるヒントを紹介
読書を習慣づけたいと思っているけど、思うように続かないということはありませんか?
読書をするのが億劫に思えたり、実際に読み始めても三日坊主で終わってしまったり、継続となるとなかなか難しいのが現実ですよね。
そこで今回は筆者の体験から無理なく読書を習慣づける方法や、読書がもたらすメリットについてご紹介します。
読書の習慣が続かないのはどうして?
「読書をしてスキルアップしたい!」「話題になるような知識を得たい」と思うけど、毎日となると結構続かないものですよね。
読書の習慣が続かない理由は様々だと思います。
・忙しくて読書する時間がない
・本を読み始めてもすぐに飽きてしまう
・実は本を読むのが苦手
私の場合は、学生のある時期から読書が習慣化するようになりました。
きっかけは…
「今まで読書は毛嫌いしていたけど、読んでいて楽しいと思える本に出会えたから」
読書を続けるために、まず本を手に持ち、開く習慣をつけたことが転機でした。
振り返ってみると、ここに尽きるかなと思います。
ステイホームが広がっている今、自宅で過ごす時間を読書にあてることが可能な方も多いはず。
まさに読書を習慣にするチャンスではないでしょうか。
読書を習慣化すると得られるメリット
読書が趣味というと、教養があり知的な人というようなイメージを持ちませんか?
実際に読書を継続してみてよかった、と思うことはたくさんあります。
では読書を習慣化するとどのようなメリットがあるのかご紹介します。
□語彙力が上がる
会話や文章で、何かを相手に伝えるために必要になるのが語彙力です。
知っている言葉が多いと、表現が豊かなわかりやすい文章になります。
その逆に知っている言葉が少ないと表現がワンパターンになり、わかりにくく伝わらないという悲しいことになります。
読書をしていると、きれいな文章や、正しい日本語に触れる機会が増えます。
私は学生のころから本を読み続けた結果、少しずつ語彙力が多くなっていくのを実感しました。
楽しく読める本から始めてみてください。継続することで自然と語彙力が身についてきます。
□文章力が上がる
社内や取引先とのメール、文書作成など、社会人は文章力が問われる場面がとても多いです。
しっかりと伝わる文章をサラサラっと書けるような強みがあると、効率よく仕事が進み、社内での評価も高くなります。
文章力を上げるには、本を読んで説得力のあるわかりやすい文章に慣れること、これがとても大切です。
読書をしていると日常会話では使わないような、「起承転結」のある質の良い文章に触れる機会が豊富にあります。
読書を継続していると良質な文章の影響を受けて、だんだんと自分が作る文章に変化を感じられるようになります。
でも読書をすると文章力が上がる、という一般論が当てはまらない場合もあるかと思います。
読書が好きで年間100冊くらいは読むという人が、文章を書くことは苦手だったりします。
読むだけで終わってしまったら文章力は上がりません。
そういう場合でも確実に文章力を上げるには、「読書でインプットした内容を使って文章を書く」ことを繰り返すのが必要といえるでしょう。
□話題のネタが増える
なにげない日常会話をしていて気づいたのですが、本をよく読んでいる人は話題が豊富なことが多いです。
本をよく読む人は、読まない人と比べて体験する機会が多いからではないでしょうか。
実際に体験するわけではないので、疑似体験になりますが。
本の中で起きた出来事や登場人物の考えは、その人の知識の引き出しの中に入っていきます。
知識として使う機会はなくても、ちょっとした話題作りになって良かったなと思うことが増えます。
コミュニケーション力を上げたいという方にも、読書はおすすめです。
無理なくゆるく読書の習慣をつける3つの方法
読書を習慣にするには、目標を高くせずに無理なくゆるく始めましょう。
ではどうやって習慣にすればいいのか、私の経験から3つの方法を紹介します。
□読書する時間を決める
読書の習慣をつけたかった私は、まず読書する時間を決めることにしました。
そうすることで行動に移すきっかけができるようになり、毎日決まった時間の読書が定着するようになります。
なんでもそうですが、習慣にするのはなかなか難しいと感じますよね。
それに読書は、気が向かないと始められない方も多いと思います。
実は読書をしている時は、読みながら頭の中で情報を整理する作業を繰り返し行っているのです。
だからテレビやネットサーフィンするよりも、疲れを感じやすかったり、面倒に感じやすかったりします。
お昼休みの休憩時間や夕飯後のゆったりできる時間など、ひとまず読書時間を決めてしまえば、本を開くことができます。
1日30分でも毎日継続すれば、年間182時間も読書したことになるってすごくないですか?
小さくコツコツと継続すれば、膨大な知識や情報を手に入れることができます。
ぜひ自分のスケジュールに読書の時間を組み込んでみてください。
□隙間時間を活用する
私の場合は通学中と部活の隙間時間に読んでいることが多かったですね。
学生の頃にとある理由で読み始めた、山本周五郎の本をいつもカバンの中にいれていました。
山本周五郎の著書の内容については好みがあるので割愛しますが、読書スピードが遅い私でも読みやすい短編本が多いので、隙間時間にちょうどいいのです。
およそ30分くらいだった通学時間の中で読むにはぴったりでした。
電車に乗るとすぐさま鞄から本を取り出し、もくもくと読書にふけっていました。
隙間時間で短編1話~2話をサッと読み切っていく感じでした。
読書に夢中になり過ぎて、降りる駅を何度か間違えた程です(笑)
読書に慣れてくると、ドラマや映画を途中から見始めるような感じで、以前に読んだ内容がパッと浮かんでくるようになっていました。
おもしろい展開にさしかかってくると、次が気になって読破したくなるくらい夢中になってしまいます。
こんな風に隙間時間を活用することで、短い時間でも楽しみながら読書の習慣が定着できますので試してみてください。
□サクッと読めそうな本を選ぶ
読書を始めるぞ!と決めたときはモチベーションが高まっているので、少し難しそうなものや分厚い書籍を選ぶこともあると思います。
でもいきなり読みなれない難しい内容では、思うように読み進められなくて挫折してしまうかもしれません。
読書習慣をつけるためには、ページ数が少なくて文字が詰まっていない、読みやすそうな内容かどうかで選ぶことをおすすめします。
難解そうな本は慣れてから読めばいいので、まずはスラスラと読めそうな、興味のあるジャンルから選んでみてはどうでしょうか。
それにまず興味がなければ、わざわざ本を選んで読書ってしませんよね。
それなら今の時代、スマホで自分の好きな動画やコンテンツを読んでいたほうが、幾分充実しているよう思います。
好きなドラマの原作や趣味の本など、もともと興味のあるジャンルであれば楽しく読めますよ。
まとめ:読書の習慣づけは、ゆるく始めてみましょう
今思うと本の楽しさや夢中になる感じは、読書の習慣ができた後から自ずとついてきた気がします。
まずは読みやすそうな本を選び、読書する時間を決めたり、隙間時間を使ったりして本を読む習慣を作ることです。
私は学生時代に読書を始めるきっかけがあって、本当によかったと思っています。
読書は学びが多く、人生を豊かにしてくれます。
ぜひ自分のペースで無理なく読書の習慣をつけてみてください。
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